2020.03.26開設

DTM機材を買う時は自己の意思や目的を明確に

DTM機材を買うにあたって何が必要で何を買わなければならないのか?よりも何が自分の音楽にとって最重要であるかを現時点でシッカリと再認識して置く事が重要です。

どれだけ優れた機能を有したDTM環境でも、結局は制作者の貴重なイマジネーションを具現化する為の、単なるツールの一つなのだという事

を忘れてはいけません。この部分にシッカリとした軸を持っておかないとDTMの機材選びで多くの方が陥る最も危険な罠にハマります。

 

その危険とは?

 

今やDTMとは音楽をする方たちの大多数が利用しており、情報環境が完璧に近いくらいに整備されています。情報量も多岐にわたり迷い過ぎてしまうという点です。

 

DTMは出来ない事の方が圧倒的に少ない

DTMの機材選びで悩みながら、色々と調べているうちに知識も当然蓄えられていくので、それが刺激となって、こんな事もやりたい、あんな事もやりたいと、意外と音楽の新しい方向性のアイデアが生まれたりして欲求が無原則になってしまうのです。

わかりますよwwその気持ち。痛いほどよくわかります!!

でもね、DTMって出来ない事の方が圧倒的に少ないので当然の事なんですよね。だからこそ!選択肢が多すぎるからこそ!シッカリとした軸を持っておかないといけないんです。結局自分の本当にやりたい音楽ってなんだっけ??という、根本的な部分に悪影響が出てしまう事も珍しくありません。

とはいえ、取り敢えず買ってみないとこういった経験も出来ないのですが、先人と同じ失敗をしてほしくない、といったささやかな願いから、買う前、買う時、買った後をトータルに考え、皆さんにより良い結果がもたらされる様な情報をお伝えできればと思います。

何かについて得意な特化型のDTMシステムを構築する

何を得意とするDTM環境にするのかを明確にする事がまず大切です。大雑把に言うと、

0から1を生み出す為のDTMなのか
1から2にパワーアップさせる為のDTMなのか

などの役割をハッキリさせておくといった事ですね。作曲やアレンジが主軸なのか、DTM自体で演奏する事が主軸なのか、またミックスダウンが主軸であれば、他人の曲なのか自分の曲なのかといった、その武器とする種類は沢山あり、目指す方向も全く違います。

 

求めだせばキリがないのがDTM

初心者の内は沢山の機能や性能の存在に歓喜し、DTM音楽の可能性を無限に感じてしまうのも無理はありませんが、沢山の欲望を一度に叶えようとすると出費が馬鹿になりません。

いや、これホントに!パソコンだけで50万くらい余裕で行っちゃいますよね。しかも、2台持ち、3台持ちの人沢山いますよ。

スピーカーだけで、1本20万とかあります。(左右ステレオでじゃないですよ、1本ですよ1本ww)

DTM関連のソフト、DAWソフト本体や周辺の音源ライブラリー群や、各種高品位プラグインなど、極め出したらキリがありません。欲望のまま買い揃えようとするとお値段天井知らずです。ですから、どこか一点だけに特化して、自分の強みとなる部分をまずは持つ事が大切になってきます。

 

簡単でも良いので自分の進もうとしている道を軽く定めてみましょう。以下の3パターンの内、皆さんはどれに該当しますか?

作曲やアレンジが主軸の場合

DTMで作曲やアレンジをする以上、何かしらのMIDIコントローラーは必要になってきます。MIDIパッドやMIDI鍵盤などですね。

音符を手打ちするという人はいらないと思います。EQやコンプレッサーといったプラグインは、DAWソフト付属のもので充分です。

 

僕が初心者の頃なんかは付属のプラグインを駆使して結構使い倒してました。曲作りがマンネリ化してきたら、取り合えずオーバードライブをぶち込んで、思考の角度を変えてみるwwやんちゃな制作でしたよホント(笑)

あくまでプラグインは音像や定位など音の向上を求めるのではなく、完全に音作りの為だけに使っていたというのがポイントですね。同じプラグインでも全く違った結果を出す事ができるので、プラグインを使う方向性もシッカリと軸を持っておくのが大切です。あとはモニタリング環境ですがヘッドホンでも問題ないと思います。

演奏が主軸の場合

演奏主体という事で、DTM楽器とでも言いましょうか、ピアノやシンセ、ドラムなどのパーカッション系、DJ関連なんかもそうですね。あとは、ギターなどのディストーションやディレイ、各種アンプモデリングといったエフェクター代わりにも使えます。リアルタイム演奏と言われるものです。(演奏って言ってるのにリアルタイム?と思ったかもしれませんがDTM界隈ではそういいますww)

このスタイルの場合はとにかくパソコンのCPUが高性能でないと話になりません。

特にリアルタイムで鍵盤演奏する場合などは、CPUが非力な性能だと発音タイミングが遅れてしまいます。つまり、実際に打鍵したタイミングより一瞬遅れて音がなるわけです。

他には自分に合った使いやすいMIDIコントローラーを選ぶ事ですね。いわゆる徹底して演奏しやすい事にこだわる事が大切です。これ以外に何も視野に入れる必要はないというくらい大切な部分です。

ミックスダウンが主軸の場合

演奏をするわけではないので、パッドや鍵盤のようなMIDIコントローラーは必要ありません。上級者などはフィジカルコントローラーといってDAWソフトと連動したアナログフェーダーを使う人もいます。コンプレッサー、EQ、リバーブといったプラグインを多用し、トラック数も多く使う傾向にあるので、DTMパソコンの搭載メモリーは多い方が良いでしょう。

 

またリバーブやディレイなどの空間系プラグインはCPUの性能とも大きく関わってくるので処理速度の速いCPUを求めた方が良いですね。そして、音源の音を正確に捉えるモニタリング環境にも気を配る必要があり、モニタリングスピーカーやモニターヘッドホンもじっくりと時間をかけて吟味したいところです。

不自由である事そのものが音楽的

この様にまずは必要なものそうでないもの、優先順位の高いもの低いものを予めピックアップしておく事で、自分の音楽の方向に合ったDTMシステムを構築しやすくなっていくのです。

例えば、事の初めからドラムが鳴らせるギターはないかなぁ~っと欲張り過ぎると、多角的な視野で音楽を見れなくなってしまう可能性もあるんですね。

フォークギターを弾きながら、なんとかパーカッション的な音と一緒に1人で演奏出来ないものだろうか?

 

という渇望からスラム奏法が生まれ、音楽的感性、音楽的工夫力の限界枠が広がっていくわけです。不自由である事そのものが音楽的であったりもするわけですね。

今回は上記の3パターンを見てみましたが、DJスタイルや、ボカロであったり、もっと細分化してとらえる事もできます。そして、細分化すればするほど、他にはない確固たる自分だけのDTMスタイルが完成していくというのは言うまでもありません。

あらゆる機材(パーツ)を自分のプラグインと考える

現代のDTMをとりまく環境は、ほぼ完成されていると言って良いでしょう。ハードウェアが安定している分、それを取り扱う側が、シッカリとした根拠や意味合いをもって、目的に沿った落としどころが見えていないと、どこか宙に浮いた、何がしたいのかがわからない音楽作品になってしまいがちです。

iPhoneなどのスマートフォンと同じで、自分にとって適切なアプリをインストールする事で、自分だけが最強に活かせる、最強に使いやすいスマートフォンになるわけです。

 

ですから、パソコンのメモリー、SSD、CPU、DAWソフト、エフェクトプラグイン、MIDIコントローラー、ヘッドホンetc..それらDTMにまつわる全てが、言わば自分のプラグインになるわけです。断捨離、取捨選択を自分の意志で考えていきましょう。

DTM機材を購入する為の

「自己の意思や目的を明確に持っておく」

事が大切な事なのではないでしょうか。

>DTMerによる雑記blog「極東Under Script」

DTMerによる雑記blog「極東Under Script」

人生楽しく行く!ゲーム、料理、恋愛、音楽を主に語る。他にも音楽制作ログ、音楽研究 作曲公開なども

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