2020.03.26開設

ドとレの2つの音符とピアノ音色によるシンプルなメロディーに潜む怖い音の定義を模索する

どうも、私がダリオだ。今回はドとレの2つの音符(C3とD3を使用。鍵盤で言うところのド真中のド)と音色はシンプルにピアノを使用。この条件で実際に音を鳴らして音の怖さを模索してみた。

と実はこれ、バカバカしいほど単純な事を今からやっていくのであるが、

自分の中で何となくだったものを改めて仮説を立て再定義する

という試み。しばらくお付き合い頂きたい。


てなわけで早速始めていこう。下記の楽譜を鳴らしてみた。一度聞いてみて欲しい。

01 - ドとレの2つの音符とピアノ音色によるシンプルなメロディーに潜む怖い音の定義を模索する - あからさまに怖いのではなく、怖いのか?怖くないのか?どっちだ?といった疑心暗鬼にかられる印象。曖昧という点において不安定なのだという事がわかった。、
 

シンプル。まさにシンプル。これでは無理やり怖く感じようとも、さらっさら怖くない。。。さらっさらである。お茶漬けであるが如くである。

怖さにはやはり、どこか不安定や緊張感といった要素が必要なようだ。今回は音の半音移動は使わないと決めている。

なぜなら、半音移動をすれば不安定さを出せるという事は、過去の経験から私は知っている。

知っているからこそ、答えを一方的に断定してしまう事に恐れを抱いたのだ。

経験や現状の微小な知識だけで答えや結果を急ぎ過ぎてはいけない。もっと、新たな可能性に対しての飢餓感を養わなければならないのである。

もう少し他の要素を探ってみる事にした。その他の不安定を引き起こせる要素といえばなんであろうか、、、。

隣同士の音を重ねる、不協和音な響きがいいのではないか?

そこで下記のように残響を加え次の音符とうっすらと重ねてみることにした。

 

やはり音が減衰していく最後の方で少しドとレの隣り同士の音が重なっている事によって、一瞬だが不安定な瞬間がある。

あからさまに怖いのではなく、怖いのか?怖くないのか?どっちだ?といった疑心暗鬼にかられる印象。これは制作であえて使える表現法かもしれない。かなり繊細な表現だが、

曖昧という点において不安定なのだという事がわかった。

では音数を増やしてみて印象は変わるだろうか?

次は音の数を倍に増やしてみる事にする。残響もOFFにしている。

02 - ドとレの2つの音符とピアノ音色によるシンプルなメロディーに潜む怖い音の定義を模索する - あからさまに怖いのではなく、怖いのか?怖くないのか?どっちだ?といった疑心暗鬼にかられる印象。曖昧という点において不安定なのだという事がわかった。、

音の数を倍にすると、音の長さによる緊張感が少し消失している事に気付く。おそらくテンポ感が出るからではないだろうか?つまり、次の発音タイミングが感覚だけで想定できるからである。

音と音の距離が近ければ、テンポを感じやすくなり、音符の長さが長ければ長いほど、次に発音されるタイミングが取りづらくなり、緊張感が増すという事になる。つまり、

人間の感覚によるテンポ感が不安定になるほど緊張感が増す

という事である。

では次に、音数を増やしたまま先程の残響音をONにしてみよう

残響音が加わる事により、ハッキリと不安定な残響音の重なりが聴きとれる。

テンポ感があるほど、大きく強い「不安定な要素」が音の怖さには必要なのかもしれない。

次の楽譜では、音符の長さに差を持たせてみた。最初の音符の残響音量が比較的大きいうちに次の音符が鳴りはじめ、かつ、その残響の重なりが長いパターンで検証してみよう。

03 short - ドとレの2つの音符とピアノ音色によるシンプルなメロディーに潜む怖い音の定義を模索する - あからさまに怖いのではなく、怖いのか?怖くないのか?どっちだ?といった疑心暗鬼にかられる印象。曖昧という点において不安定なのだという事がわかった。、

残響音が重なりつつ音符が長い。不安定な要素としては完璧ではないだろうか。今回は繊細な検証となっているが、もっと大胆にリバーブやディレイといった空間系プラグインで行えばより実践的な制作が可能ではないだろうか。

まとめ

怖さやダークな表現は中々に奥が深い。今回の事でアレンジやメロディー、コード進行など音符の動きによるアプローチ以外でも、不安定で緊張感のある表現が可能である事が分かった。

作りたい曲によっては、音符の動きで不安定を表現しようとすると少し行き過ぎる結果になる場合もある。そんな繊細な曲の時は、今回のような残響音の音の重なりを考えてみるのも良いのかも知れない。

>DTMerによる雑記blog「極東Under Script」

DTMerによる雑記blog「極東Under Script」

人生楽しく行く!ゲーム、料理、恋愛、音楽を主に語る。他にも音楽制作ログ、音楽研究 作曲公開なども

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